わたしは◯◯にはなれない

出戻りジャニオタの日記

アルバム「STORY」レビューしてみた(各ソロを除く)

お題「NEWSアルバム『STORY』レビュー」

 

他の方の感想を読む前に、自分のレビュー記録せねば。

加藤さんのライナーノーツ第一弾が公開されたので引っ張られてしまいそうだけど、何とか初見メモを参考にまとめたい。

では、アルバム収録順に。

1.STORY

NEWSのアルバムオープニング曲あるある「曲の広がりが半端ない」。

ライブのオープニングで流れたら絶対泣く(ライブでは興奮が勝って泣いたことないけど)。

NEVERLAND、EPCOTIA、WORLDISTAそしてSTORYの語句が歌詞にあるように、4年間を1曲で振り返っている。スターウォーズを最終回から見てるような、そんな感じ。

エンドロールが下から上に流れて時空が巻き戻されている。

NEWSをずっと見守ってくれているヒロイズムさんにしか書けない、それ以外の人が作ればどこか浮つき、言葉だけが先走ってしまいそうな曲ともいえる。

個人的にNEWSのコンサートに行き始めたのがNEVERLANDからということもあり、私のNEWS活動としてもChapter.1のまとめになるのかなぁと感じてもいる。

過去を超えろ、と強く背中を押される曲。

 

2.SEVEN

1曲目の勢いそのままに、軽やかな増田RAPから始まる。

増田さんの声って不思議。どんなに早く歌っても言葉が崩れないし、声をつぶして表現しても品みたいなものが失われない。

 

加藤さんがラジオで言及していたけど、「SEVEN」には謎が隠されているとのこと。

歌詞を見ると、①7音階(ななつのおと)、②7つの希望③7つの惑星(ほし)④虹⑤七曜⑥7つのヒント⑦rainbow 空は7色⑧4+7、と「SEVEN」にまつわる言葉ばかりが並ぶ。

①は言わずもがなドレミファソラシ、②と⑥は置いておき、③は地球以外の太陽系、④と⑦は同じで7色:赤・橙・黄・緑・青・藍・紫のこと、⑤はそのまま(代表曲のひとつである「weeeek」を指す?)。

何が何だかわからなくなってきた。

さらに、初回盤に封入されているブックレットをみると、N・E・Wの3プロジェクトについて改めて説明がある。

・NEVERLANDで奏でられる音楽は7つのエレメンツ:炎、水、光、踊、音、魔、愛でできている

・EPCOTIAでは地球を飛び立ち、太陽系の7つの惑星(水星、金星、火星、木星土星天王星海王星)をくぐりぬけ、恒星クリーゼ系のケプラー星を目指す

・WORLDISTAでは、CDをβプログラムとして最後には「20120718バワリー」を獲得(4人体制後初のシングル発売日を指す)、ライブ(=ワールディスタカップ)をマスタープログラムとしてバーチャル空間を表現した。NEVERLANDとEPCOTIAはプログラムの一つとみることもできるとか…。7つの希望は謎のまま残されている

※過去にNEWSはファンへ向けた曲として、4人体制となって1枚目のアルバムで「4+FAN」という曲を設けている。読みは「フォーファン」つまりFor fan。なお「シゲアキのクラウド」でも言及済み。

曲中で「4」もしくは「FAN」を示す箇所は、サビ終わりの「FAN GOTTA LOVE 4」という言葉と、一心不乱など四字熟語や4つの漢字を並べているところになるが、4人体制初ということで「4」を強調するにとどまっている。

 

…素直に考えると、FAN=SEVENてこと?

本人たちは4人以前以後とすべてを分けて考えているわけではないと思うけど、FAN=「4人になっても付いてきてくれたファンのみんな」+「4人になってから新しくNEWSのファンになってくれたみんな」=アルバム7枚分(SEVEN)のファンてこと?

サッカーの応援歌をたくさんまかせてもらってきたNEWSにかけて、サッカーのプレイ人数=11人(4+7=11)をひとつのゴールとして表現した…?

1曲目で「ここに辿りついたNEWS、続くSTORY」とあるようにおそらくこのSTORYプロジェクトはひとつの到達点として考えられているはず。

 

チームNEWSは伏線でないものも伏線にして回収してしまう強めのクセを持っているので、何がどんな意味を持つのか一介のファンには思いもつかない…。

 

歌詞カードにはクローバーマークとともに「()内は”みんなでつくる物語“」との言葉が添えられている。

コール&レスポンスのことだと思うのだけど、表し方がニクイよね。

 

3.SUPERSTAR

 サッカークラブワールドカップの応援歌として作られたアルバム先行曲。

シングルカットはされていないものの、複数音楽番組で披露されていたこともあり、サッカーソングとしてのイメージが強い。

と、レビューを書くまでは思わなかったけど、SPRITとの親和性が高いような気がしてきた。ともにヒロイズムさん作だし、兄弟みたいな感じなのか…。

七色の羽、七色の虹と「SEVEN」の匂わせがここにもありますよ!鳥を思わせる表現や空に飛び立つ描写も共通している。

SUPERSTARに話を戻すと、サッカー選手をスーパースター*1として描いているのですが、STORYの1曲として聴くと、曲中の「きみ」をファンと読み換えることもできると気づきました。

これもまた、NEWSからファンに向けたラブソングとも呼べるのかもしれない。

 

4.We Never Gave Up -Interlude-

加藤シゲアキが挫折について語る。

曲のつなぎに変化を持たせて来るのはこれまでナレーションを効果的に使ってきたことからもわかっていたけど、初見?初回視聴?でいきなり加藤さんの声がしてドキドキしちゃったよ。しかもオフ感強めだし。加藤さんの声が好きな私としてはありがたくもドキドキのほうが強い。

ただ、内容はなかなかセンシティブで個人的にもグループ的にも挫折したけど「あきらめなかった」自分/自分たちについてコメントしている。人数が減ることに対して「寂しい」と表す加藤さんがまっすぐで愛おしい。最近はすべての加藤さんへの気持ちが愛おしいに帰結してしまってだいぶ末期である。

不器用で人見知りだけど、誠実で努力家で負けず嫌いな加藤さん。

ダメだ、このInterludeで酒が何杯でも飲める(下戸だけど)。泣ける。

次の曲へのフック。

 

5.何度でも

STORYのなかで最も好きな曲。

向井太一さんとTakuさんならではの軽やかで聴きやすく乗りやすい曲になっている。オルガン?のような音色が懐かしくなるメロウな曲感。

内容はNEWSのこれまでをなぞるように、何があっても何度だって立ち上がるよ、と重なるコーラスの強さで示している。

過去と、今と、未来が、自分たちを繋いでいるってともすれば暑苦しくなりそうなもんだが、まるで優雅に泳ぐ白鳥のように必死さを隠して笑うアイドルの彼らを表しているようにも思えるのである。

 

6.What is Love? -Interlude-

小山慶一郎が真実の愛について語る。

愛し「合う」という言葉を選ぶあたりに共感力の高い慶ちゃんらしさがのぞく。

真実の愛があるかどうかではなく、あると信じることが大事なのではないか。

次の曲へのフックとなっている。

 

7.STAY WITH ME

STORYに次いで、このアルバムのリード曲ともいえる曲。

1番を増田、手越、加藤と歌いつなぎ、2番を小山、増田、手越、加藤でつなぐ変則的な歌割だけど、それが単調にならず魅力になっている。

年齢を重ねてからの初恋を歌ったような甘酸っぱいバラードが過去3作にはない、圧倒的リアルを掲げる本作ならでは。

ライブでも絶対披露されるはずなので(されなかったら泣く)サビ前の「~違う」はテレビ同様加藤さんのモニターアップで何卒よろしくお願いいたします。

 

8.Perfect Lover

NEVERLANDのBrightestのように軽やかでテンポの良いラブソング。

邦題をつけるなら「最高なあの娘(コ)」ってところでしょうか。

前の曲が純愛なら、こっちは駆け引きを楽しむ大人の恋愛模様を表現した感じ。

だけど、WORLDISTAのCASINO DRIVEとは違って激しい要素はなく、お互い好きだけど次の一手をどっちが打つかワクワクドキドキしているかわいげがある。

 

WORLDISTAツアーからのリンクを示すように、最後にメンバー4人の一問一答を入れ込んでいる。がんばって品のある人になります。

質問者の声がMr.インポッシブルですね!?!?!?

 

9.Love Story

言わずもがな、ド直球ラブソング。

恋愛シュミレーションアプリから生まれた曲であり、WORLDISTAツアーの最後を彩った曲でもある、空想と現実をつないだ曲。

フリは完ぺきにまだ入ってます!踊れます!

「また明日ね」ってニコニコ手越さんに手を振れない今日なんていらねぇよ、コロナ。

 

10.Commitment -interlude-

増田貴久がこだわりについて語る。

こだわりという言葉ではなく、エンターテインメントに対しての責任、愛と語る増田さんが【職業アイドル・増田貴久】でしびれた。

こだわり、だと頑固だったり変に固執してる風に取られるから、あくまでも良いものを届けるためにしていることなんだという姿勢を崩さないところを垣間見られて、RIDE ON TIMEで流れていた加藤さんから見た増田さんのエピを思い出してしまった。世に出すものに「どうだっていい」ものなんてないんだよな。

 

急にオス・増田=おっすーのスイッチが入ってこれまたドギマギ。

ここでアルバムが転換する。

次の曲へのフック。 

 

11.エス

ゴリゴリのマスRAPで始まるYO!!!!

手越さんのハイトーンボイスも冴えわたる。

小山さんの低音も映える。

そして、加藤シゲアキのウィスパーハスキーボイスを活かしたセリフ…!!!!!!!!!

あなたはAEDを持ってきてください!!!!!!!!!!

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菊池風磨氏の名言集より抜粋

間違いなく、STORYツアーの目玉になる&最もパフォーマンスが楽しみな1曲。

The answer is ”エス”.

 

12.トップガン

前ツアーでも披露された、シングルらしい華やかさとキャッチーさにあふれた曲。

どうしたってドラマ主題歌はドラマに引っ張られてしまうんだけど、強いヒロインの背中を必死で追いかける男が頭に浮かぶ。

それは恋なのか、それとも憧れなのか、わからないけどとにかく魅力的な「トップガン」に惹かれている自分がいるのが事実なのだ、と。

 

13.Prime Time of My Life -interlude-

手越祐也が最高の瞬間を共有したい人を語る。

ファンの熱量、思いについて自分の転機を交えて話している。

手越さんの迷いのない、率直な言葉は時として誤解されることもあるけど、そこに嘘はひとつもないんだよなぁとファン歴の短い私でも思える。

それは手越さんの大きな魅力で、心を許したファンの前だから子供みたいにうえーんて泣いちゃうこともあって、ライブを見て、パブリックイメージとはまた違う手越さんを知ることができた。

ほんとに天使なんですよ、彼。冗談じゃなく後ろにキラキラが見える。

 

14.君の言葉に笑みを

事前に特別サイトで募集した、自分の夢について語ったファンの声を受けて作られた曲。

NEWS以外の、特にファンの声が入っていることについては賛否があるだろうけど、STORYを作るには必要な要素だったんだと思う。

それはリアル感を主題とした本作の柱にもなる「君の言葉」。

結果的に「最も個人的なことが、最も創造的なことである」というマーティン・スコセッシの言葉を体現する形になったのかなぁと昨日のシゲ部を聞いて思ったりもした。

曲調は優しく包まれるようで、もしNEWSの曲が音楽の教科書に載るならこんな曲だといいな、と強く感じた。

 

15.クローバー

彼らのメジャーデビューシングル「希望~Yell~」を基に4人がそれぞれ作詞作曲したというエモ曲。

増田、加藤、小山、手越と歌いつなぐ。

増田さんは前向きな言葉を並べ、東西南北をめぐる旅に出ようと歌う。

加藤さんは言葉数を多くし、エールが必要な人への光を示している。シゲシゲしいよ。負の感情に寄り添ってくれる加藤さんらしさが全開で聴くたびに泣きそうになってしまう。

小山さんはファンへの感謝の言葉を改めてわかりやすく伝わる形で紡ぐ。

最後、手越さんははっきりきっぱりと短い言葉で「君」の幸せを願う。

 

この1曲を取ってみても、ファンに対するそれぞれのスタンスが伝わり、4人でしか表現できないNEWSを形作っていることがわかる。エモしかない。

 

16.NEW STORY

力強い手越さんの声で始まる、STORYのその後を描いたエンディング。

NEWSちゃんたちが真ん中でぎゅっとなって盆で回りながら歌う未来が見える。

STORYは4部作の完結編だけど、みんなの、きみの、人生はこれからも続いていく。

NEWSのSTORYも同じように続いていく。

できるならば、いっしょに手を取り合って進んでいこうねと言われているようだ。

 

ひとまずここまで・・・。

ソロはおいおい・・・。 

 

17.戀(こい)

増田ソロ。

 

18.Narrative

加藤ソロ。

 

19.STAY ALIVE

小山ソロ。

 

20.プロポーズ

手越ソロ。

*1:同名タイトルの名曲として、東京事変の曲があります。どこかで椎名林檎さんがイチロー選手がバッターボックスに立つ姿を見て作ったと読んだことがある。歌詞→http://j-lyric.net/artist/a000682/l00ac6d.html